ナオです!
無事日本に到着しました!
マキから、「東京は今週寒いわよ!」と聞いていましたが、丁度帰国した日から暖かさが戻ったようです。
よかった!
今年は、風と雨の影響で桜の花びらがあっという間に散ってしまったために、花の寿命が短かったようです。
来年は長く咲いていて欲しいです。
これから、コンサート準備に入ります。
まず月曜日には、弓の毛の張替えのために、専属のアトリエに電話で予約をしました。
弓の毛の寿命は、曲によってもかなり違いますが、通常は3ヶ月に一度位の割で替えるのがベストです。
馬の白毛と言っても太さが違ったり、ねじれた毛が混ざっていますので、時間を掛けて丁寧に取り除く作業があります。
その作業が終わる時が予約時間となります。
弦楽器の弓には、馬の中でも白毛の質が一番適しているそうですが、馬の15%しか白馬はいませんので、弓の毛用として確保することは大変だと思います。
昔は、ヨーロッパの毛が主流でしたし、ロシア、フランス、イギリスの馬毛が良質とされていましたが、最近は、日本の馬毛が最高級と言われています。
また、毛替えの時に弓を傷めないようにするのも技術ですが、とても慎重に作業が進められています。
フランスでも日本でも同じですが、弦楽器工房と呼ばれるアトリエに行くと、僕は自然と声を潜めて話していますし、すべて音を立てないようにしています。
たとえば、チェロケースからチェロを取り出す時にも、出来るだけ静かに取り出します。
弦楽器制作者は気が散ると自分の仕事がやりにくいと思いますので…
いつ伺っても、工房の人たちは黙々と仕事に取り組んでいます。
高価な品物を扱っていますので、とても慎重に扱っているのが分かります。
会話もほとんどなく、自分の前にある弦楽器を見つめながらずっと作業を進めています。
子供の頃は、そのアトリエでの作業している様子を観察するのが楽しくてじっと眺めていましたが、ある時、アトリエで仕事をしている人は、狭い空間の中に沢山の弦楽器を並べて、黙って削ったりしているのは、忍耐強くないとできないし、手先が勝負ですから、まるで外科医が手術しているようだな、と思いました。
チェロが手術台のような大きな机に寝かされて、周囲を静かに叩いて木が剥がれていないかを確認している姿は、まるで人間が寝かされて骨折の箇所を調べられているような雰囲気です。
僕は、子供の頃からレゴで何時間も遊んだり、プラモデルで戦車や飛行機などを作ったり、根気強さはかなりある方だと思っているのですが、それでも楽器と一生付き合いながら、ずっとアトリエで作業している姿をみていると、息が詰まりそうで、かなり厳しい仕事だな、と思ってしまいます。
世の中には、音を奏でる人だけが存在するはずもなく、まず弦楽器を制作する人がいて、弦楽器が病気の時は治してもらわなければなりませんから、弦楽器を奏でる人たちにとっては、とても大切な人たちである事は確かです。
ところで、姉と早速デュオの合わせをはじめました。
すぐ感覚は戻ってきましたので、あとは練習を積むだけです。
もうすぐ日本のファンの方たちにお会いすることが出来ます。
では、よろしくお願いします!

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