チェロ君の話!

ナオです!
皆さん、お元気ですか?

パリは秋晴れが続いていますが、日本もよい季節になったと思います。
黄葉が始まり、何となく緑色から黄色一色になりつつあります。

今週末に一つチェロのリサイタルが残っていますが、それが済むとやらなければならない事があります。

昨日、チェロのアトリエに行って、様子を聞いてきたら、やっぱりチェロのニス塗りをしてもわらないとダメみたいです。

弾いているとチェロ本体に触らない、というのは不可能ですし、一ヶ所かなり剥げてきているところがありました。
その場所は、舞台でお辞儀をする時に、必ず手で持つ場所です。

チェロドッグと僕は呼んでいますが、板と板の糊の付き具合とかはよく点検してもらっていますので、問題なかったのですが、自然にどんどん塗りが取れてきてしまう、ニス塗りは、チェリストがしっかり管理して行かなければなりません。
ちょっと色の塗りが薄くなってきたら、時々お顔を綺麗にしてあげないといけないんです。

僕のチェロは、フランスでも特に人気がある、名匠クロード=オーギュスタン・ミルモン制作ですが、ミルモンの塗りの性質をよく理解した人が、ミルモン色に仕上げるには、まずそのニスの調合をしてもらってから、チェロ預けて、乾かしてから手元に戻ってきます。
ですから、予約が必要ですし、混み合っている時は、どうしても時間が掛かってしまいます。

アトリエに預けて戻ってまでに、どうしても最低5日掛かるんです。
でも、コンサート前は出来ないとなると、いつアトリエに頼むかタイミングが難しいのです。

結局、8日にチェリストのマリーポールに午前中演奏を聴いてもらって、それからアトリエに預けて、13日に出来上がります。
これも無理にお願いして、帰国の事を考慮して、予約を入れてくれました。
14日に飛行機の便で帰国しますから、もうギリギリっていう感じですが、とにかく、間に合って日本に持っていけるからやれやれって感じです。

今は、フルーティストの故ランパルさんの息子がやっています、バッテロ=ランパル のアトリエを利用していますが、パリに来て演奏する世界的チェリストやヴァイオリニストは、ほとんどバッテロ=ランパルのアトリエを尋ねます。

僕の専属のアトリエの制作・修理職人さんは、とにかく僕のチェロを大変気に入ってくれているので、とても大切に丁寧に作業を進めてくれます。
何だか、弦楽器のアトリエの職人さんは、弦楽器に恋をしているような人の集まりで、僕がチェロを持っていくと、もうニコニコして、久しぶりだったね~みたいな態度で、チェロを調べてくれるんです。
僕の顔を見るよりも、まずチェロに向かって、「久し振りだね~会いたかったよ!」って言う感じなんです。
まるで、病院の先生と気の合う患者さんみたいなんです。

でも、安心して預けられるところがあるし、フランス製だから特にミルモンの特徴を知り尽くしている職人さんですから、その点有難いです。
何せ、1877年制作ですから、今年で138歳になる!
大切にしてあげないと…

チェロを預けている間は、部屋の掃除をして、荷物の準備をしようと思います。
チェロはあと一台パリの家に置いてありますが、やはり手の状態とかいろいろなことを考えると、あまり練習しない方がよさそうです。
チェロによって、それぞれ癖がありますから、特別な場合を除いては、今の自分が大切にしているチェロのみで練習したいと思っています。

僕は、ほとんど、飛行機はANAを利用していますが、パリ⇔羽田 になってくれたので、随分日本に着いてからの移動が楽になります。
最寄り駅まで、リムジンバスがありますが、成田からだとやっぱり夕方渋滞したりすると、かなり遠いという感じです。
だから、その点は、とても便利になったと思います。

でも、何だか成田が閑散としてしまった気がします。
もちろん、他の便や多くの海外便は出てはいますが、やはり羽田の国際線乗り入れが多くなるにつれて、成田の利用客は確かに減っていますから、今後、どうなるのかな~

では、あと3週間弱のパリ生活を充実させて、帰国したいと思います。
今週も元気で頑張って下さいね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました