ナオです。
あと半月で帰国します。
パリに着いた時は、7月下旬で、夏だな~と思っていましたが、最近は、すっかり秋の装いになりました。
庭の木々の葉は、どんどん落ちて、寒々してきました。
今日、ようやくチェロの修理が終わりました。
5日間アトリエ (弦楽器工房) で宿泊していました。
古いチェロは良い音色を出してくれますが、体がとてもデリケートですので、管理が大変です。
演奏し過ぎで擦れた本体にもニスを塗ってもらって、綺麗な顔になりました。
軸や駒の調節もかなり大変そうです。
これで、安心して日本で演奏出来ます。
アトリエの、僕のミルモンの担当職人さんは、本当に僕のチェロを我が子のように可愛く思ってくれています。
定期的にパリの戻るとアトリエに行きますが、「よくぞ、来てくれた!ミルモン君!」という感じで、接してくれます。
僕も5日間家にチェロがないだけで、何だか我が子を旅行に出しているような気持ちです。
先程、アトリエに取りに行くと、ミルモンチェロは、「やっと迎えに来てくれたの?」と言っているような気がしました。
点検だけで、ニスの塗りがない時は、乾かす時間がないので早いですが、ニスをしっかり乾燥させなければならないので、数日間掛かります。
まるで、お医者さんが聴診器で体の具合を耳で確認するように、アトリエの職人は、真剣な顔で耳をすまして、チェロを指でトントン叩きながら、本体の糊がどこか剥がれていないか時間を掛けて確認をします。
オールドの弦楽器は特にデリケートですから、丁寧に扱っていても色々問題が出てきます。
しかし、僕は、もともと乱暴な方ではないので、いつも職人さんからは、「チェロの扱いがとても丁寧ですね。」と褒められます。
それでも、色々な箇所を直す必要があるんです…
この5日間は、部屋の掃除をしましたが、本だらけの部屋を大分すっきりさせました。
何でも大事に取っているのが好きなものですから、貯まりすぎて困ります。
今回は、思い切って書物や学生時代に使用したいらない物などを整理して捨てました。
だから、部屋の中は、大分気持ちがよくなりました。
音楽関係の書物や楽譜は、購入する事が多いのですぐ溢れてしまいます。
チェロの教本は、本としてしっかりしているので本箱にそのまま入っているのですが、子供時代のチェロの先生が、「この曲綺麗だから、来週まで弾いてきてごらんなさい。」とコピー用紙をどんどんくれたので、その楽曲を捨てるにはかわいそうだし、ファイルにきちんと入れよう!と考えたまではよかったのですが、時間が想像以上に掛かってしまい、とても疲れる作業でした。
では、久しぶりに今からチェロを練習します。
ビンビン鳴ってくれるといいな~
明日から10月です。
どうぞ、素敵な「芸術の秋」をお過ごし下さい!

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