ナオです!
皆さん、お変わりありませんか?
すっかり秋の気候となりました!
やはり暑い夏よりも、チェロの練習も集中できます。
エアコンと除湿器の中での練習は、チェロの弱音 (PP) の音をどのくらいに絞って出すのがよいかを研究していても、結構エアコンとしては静かな方なのですが、それでも音作りに耳を傾けている時は、音を邪魔されることがあります。
今は、周囲の雑音もなく、音作りに没頭出来るので嬉しいです。
今日は、千代田区の一ツ橋のホールで演奏をさせて頂きました。
天井がそれほど高くないので、音の響きはどうかが気になっていましたが、思ったよりもずっと響いてくれました。
特に低音の響きは太めの音色が鳴ってくれたので、満足でした。
お客様は、有名な車会社のOB会の方たちでしたが、懇話会は4年振りということで、コロナ禍の影響で足腰の衰えや体調不良の方たちが予想以上に多かったそうですが、それでも皆さんが音楽好きな方たちの集まりで、レ・クロッシュの演奏を楽しんで聴いてくださいましたので、嬉しかったです。
4年振りということで話が弾むのは当たり前の事ですが、レ・クロッシュのコンサートが開始され、チェロとピアノの音色が会場中に鳴った途端に、一曲目の演奏が始まるや否や一瞬で声が静まり、チェロとピアノの演奏に耳を傾けてくださいました。
ブルッフ作曲「コール・二ドライ」をプログラムの最後に演奏致しましたが、「ブラボー!」の声にホッとしたと同時に、自分としても、色々研究した成果が出たせいで、満足の演奏が出来ましたので、今ホッとしています。
そして、また明日からの課題も見つかりました。
これから、もっともっと煮詰めて行き、良い音楽の流れを作って行きたいと思います。
僕自身は、学生の頃からこの曲に挑戦してみたくて仕方なかったのですが、音楽の深さを考えると、あと20年位は待った方がいいかな、と考えていましたけれど、こうやって今年披露出来て嬉しいです。
演奏というものは、不思議なことに、本番で演奏をして、本番を重ねる事で、必ず進歩するものなのです。
子供時代のコンセルヴァトワール時代から、年にコンクールやオーディション、クリスマスコンサートなど年に何度か人前で演奏する機会がありました。
課題曲や自由曲をあれこれ考えながら練習をしていきますが、今一つしっくりこないまま本番を迎えることもありました。
それが、本番で演奏しますと、何だか色々な事が分かってきて、とても弾きやすくなりますし、音楽も本番を重ねるごとにスケールが大きくなっていくのを感じて、人前で演奏するチャンスがあることは有難いことだな、といつも感じています。
名曲の中でも特に有名なサン=サーンス作曲「白鳥」を教授から指導を受けた時に、「白鳥」は、ソナタの超絶技巧を学ぶよりも難しいし、自分もコンサートで弾くたびに、とても難しいと思うし、音を一音一音聴きながら、お客様がぞくっとする音色を求めながらの練習は大変なものだよ、と言われました。
確かにもう今までにどれくらいの回数、「白鳥」を弾いているのか数えてはいませんが、相当な数だと思います。
それでも確かにいつも音の出し方にこだわりを持って神経を集中させて演奏するのはかなり大変なものです。
学生の頃に難曲に挑戦しようとレッスンに持って行くと、「この曲は奥が深いから今全てを理解して弾くにはあまりに若すぎるよ。でも、ずっとチェロを愛して続けていたなら、必ず解決できる時がくるよ。」とよくレッスン中に言われましたが、そういうことが、何だか段々鮮明に見えてきたような気がして、チェロ演奏が益々楽しくなっています。
「芸術の秋」を充実した日々を送りたいと思います。
音楽を奏でることはもう卒業して、音楽と語り合いながら、素敵な色を出す事に専念したいと思います。
では、皆さんも素晴らしい秋をお過ごしください。

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