ナオです!
皆さん、お元気ですか?
今のところパリは落ち着いていますが、それでも気の抜けない日々です。
先週末のコンサートも皆さんに喜んで頂けたようで、嬉しかったです。
音楽を聴いてもらって、「至福の時間を有難うございました。」「最高の演奏でした。今日まで生きていてよかった。」という声を聴くと、嬉しいのはもちろんですが、音楽家の使命というか責任を感じます。
今年は、帰国後に、久し振りにK病院で演奏させて頂きますが、今日担当のO様からメールをもらいました。
前回のコンサートで、「白鳥」など45分プログラムを演奏した時の事が記載されていました。
ご紹介させてもらいます。
「会場にいらした患者様が、コンサートの後、間もなくなくなったのですが、ご家族様から、『白鳥』が思い出に残り、お葬式の時に流した…とおっしゃっていただいたことを思いました。」
との事でした。
このお話は、お亡くなりになった事はとても悲しい出来事ですが、ご家族で「白鳥」を思い出してくれたことはとても嬉しい事です。
以前にも、何度か「何故、今日お聴きした、サン=サーンスの白鳥のメロディーがこんなに心の奥まで響き渡るのでしょうか?不思議な時間でした。」
というようなお言葉を頂いた事があります。
上手に弾くという事と、一音一音心を込めて弾く事は違うからなのだと思います。
4歳からフランス アルザス地方 コルマール市で生活をしましたが、自宅マンションの敷地内の川に、白鳥が優雅に泳いでいて、毎日その泳いでいる姿や白鳥の毎日の行動をじっと観察しながら成長しました。
そして、子供ながらにその姿に魅了したことを今でも覚えています。
芸術家だけでなく、俳優・女優さんたちも同じことが言えると思いますが、環境の中から芸術は生まれると思います。
これからも自分が育った環境の中で、教養を身につけ、自然の豊かさを感じながら、色々な経験を積み、それをすべて栄養にして、チェロの音色がよりお客様の心に響くように、たゆまぬ努力をしていきたいと思います。
2月29日には、姉たちがパリに到着です!
今までのゆったりした時間は、姪によって生活が変わりますが、それでもメリハリがある生活を楽しみにしています。
では、楽しい週末をお過ごし下さい。

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